カメラのグリップがベタベタ!無水エタノールでの取り方と注意点

こんにちは、けんやです。
今回は、
カメラのグリップのベタつきがひどい場合、どうしたらいいか
というお話をしていきます。
中古カメラを扱っていると、
グリップやラバー部分(ゴム部分)が
ベタついている個体って、結構あるんですよね。
このベタベタ、
実は結構簡単に取ることができます。
知っておいて損はないので、
カメラのグリップがベタベタするときの取り方と注意点を、
ぜひこの記事で押さえていってください。

この記事を読むと、次のことが整理できます。
- カメラのグリップやラバーがベタベタする原因(加水分解)
- 無水エタノールを使った、ベタつきの取り方
- 塗装ハゲ・文字消えを起こさないための注意点
- ベタつきやすい定番レンズの実例(Canon EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STM)
カメラのグリップがベタベタする原因は「加水分解」
まず、なぜベタつくのか、という話から。
中古品なので、
使用感が出てしまう、というのもあるんですが、
一番の原因は、
ゴム部分が起こす「加水分解」と呼ばれる劣化です。
細かい仕組みは素材によっても違いますが、
グリップやラバーは、
空気中の湿気と少しずつ反応して劣化しやすい素材でできていて、
表面が傷んでくることで、
あのベタつきが出てきます。
なので、
使い込んだから、というより、
時間の経過でどうしても出てくる劣化の症状なんですね。
長期保管されていた個体でも普通に起こります。
そして当然、
ベタつきのある個体は、
ベタつきのない正常品に比べて、
相場が下がってしまう傾向があります。
だからこそ、
このベタつきが取れるのであれば、
取ってしまってから売った方が、当然高く売れやすい、
というわけです。
グリップのベタベタの取り方|無水エタノールで軽くこする
では、その方法です。
やり方はシンプルで、
無水エタノールを使います。
無水エタノールをクロスや綿棒につけて、
ベタついている部分を軽くこすってあげる。
これだけで、
大体のケースで、ベタつきは取ることができます。
分解や修理をするわけではなく、
あくまで表面の清掃の範疇なので、
特別な技術も必要ありません。
無水エタノールを用意するなら、
クロスや綿棒など、ほかのメンテナンス用品も一緒に揃えておくと作業がスムーズです。
基本アイテムはこちらの記事でまとめています。

注意点:加水分解が進んだ個体は「塗装ハゲ・文字消え」が起こることも
ただ、一方で注意点もあります。
加水分解がかなり進んでいるものになると、
ベタつきに加えて、
塗装までエタノールで取れてしまうことがあるんです。
いわゆる塗装ハゲや、
表面の文字消えみたいな症状ですね。
そういった個体は、
結構強くこすったりすると、
塗装ごと取れてしまうことがあります。
なのでこの辺は、程度を見ながら。
最初は、
エタノールを少量つけて、軽くこすって様子を見る。
この進め方がいいかなと思います。
グリップのベタつきは経験上ほとんど取れる|判断のコツ
「この個体のベタつきは取れるのか?」
という判断は、
正直、経験を積んでいかないと
分からない部分もあります。
ただ、私の経験上、
こういったベタつきは、
無水エタノールで取れるケースの方がほとんどです。
取れないケースの方が珍しいんですね。
なので、
ベタついている個体・商材があったら、
試しに取ってみるといいと思います。
実例:Canon EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMのピントリングのベタつき
具体例をひとつ挙げておきます。
キヤノンのレンズ、
EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMです。
このレンズ、
持病みたいなものなんですが、
ピントリングがベタついている個体が結構あります。
これもエタノールでやると、
取れることが多いです。
ただ、18-55の場合は、
加水分解がかなり進んでいる個体もあるので、
一緒に塗装まで剥げてしまうケースもあるんですけどね。
1回で取れない場合は、
塗装や文字に変化がないかを確認しながら、
少量ずつ、何度か繰り返しこすってみると、
しっかりベタつきを取り切れることがあります。
ここまでの話を、
一度シンプルに整理しておきます。
まとめ
- グリップやラバーのベタつきの原因は、ゴムの加水分解という劣化
- ベタつきがあると相場は下がる。取れるなら取ってから売った方が高く売れやすい
- 取り方は、無水エタノール+クロスや綿棒で軽くこするだけ
- 加水分解が進んだ個体は、塗装ハゲ・文字消えに注意。最初は少量で様子を見る
- 経験上、ほとんどのケースで取れる。取れないケースの方が珍しい
次のアクションプラン
- 無水エタノールを1本、メンテナンス用品として用意しておく
- ベタついた個体があったら、少量つけて軽くこするところから試してみる
- EF-S 18-55mm F3.5-5.6 IS STMなどベタつきやすい商材は、検品時にリングまわりも確認する
ベタつきは、
中古カメラを扱っていると、よく出会う症状です。
でも、
原因と取り方、そして注意点さえ知っていれば、
落ち着いて対処できる症状でもあります。
一度自分の手で取ってみると、
「あ、これくらいなら全然いけるな」
という感覚がつかめると思います。
また、
検品やメンテナンスをもっと効率よく進めたい方は、
作業が楽になる便利グッズをまとめたこちらの記事もどうぞ。
参考になれば幸いです。



コメント