【機種別レビュー】Canon PowerShot S95|高騰するCCD名機の中古相場と仕入れ判断

こんにちは、けんやです。
今回は機種別レビューということで、
キヤノンのPowerShot S95という機種について
お話ししていきます。
実はこのS95、
最近、中古相場がかなり急騰している機種なんですよね。
私自身も最近このS95を取り扱って、
急騰による相場差をうまく突いて、
3万円ほどの利益を抜くことができました。
まさに今動いている、
タイムリーなネタということで、
今回はS95という機種の紹介とあわせて、
「相場の急騰にどう向き合うか」というテーマで
お話ししていきたいと思います。
この記事でわかること
- PowerShot S95の基本スペックと、Sシリーズの中での立ち位置
- S95の中古相場の実勢と、この数ヶ月で3万円→8万円へ倍以上に上がった変化
- 過去の販売経験だけに頼った仕入れが、利益を逃してしまう理由
- 相場の変化にいち早く気づくための「ヤフオク仕入れ」というアンテナの張り方
PowerShot S95ってどんなカメラ?
まずはS95の基本情報から、
ざっくりおさらいしておきます。
- 発売: 2010年8月
- 撮像素子: 1/1.7型 高感度CCDセンサー(有効約1,000万画素)
- レンズ: 35mm判換算 28mm〜105mm相当 / F2.0〜F4.9(光学3.8倍ズーム)
- ポジション: PowerShot S90の後継にあたる、ポケットサイズの高級コンデジ
広角側F2.0の明るいレンズと、
1/1.7型の大きめなCCDセンサーを積んだ、
当時の「高級コンデジ」ど真ん中の1台で、
今でいうオールドコンデジのひとつですね。
そしてポイントになるのが、
Sシリーズの中でのS95の立ち位置です。
このシリーズは
S90、S95、S100、S110、S120と続いていくんですが、
センサーで整理するとこうなります。
- S90(2009年)/S95(2010年): 1/1.7型 CCDセンサー
- S100(2011年)/S110/S120: CMOSセンサーに変更
つまりS95は、
主力ラインがCMOSに切り替わる直前の、
CCD世代の1台という位置づけになります。
※厳密には、2013年にS120の下位モデルとして
CCD搭載のPowerShot S200という機種も出ています。
PowerShot S95の中古相場が、この数ヶ月で急騰している
ここからが本題です。
このS95、
数ヶ月前までは、だいたい3万円ぐらいの相場でした。
それが今、
8万円ぐらいで売れていくんですよね。
倍以上に上がっている、ということです。
ほんの1〜2ヶ月前の時点では
まだ全然3万円ぐらいの感覚だったので、
本当に短期間で一気に動いた形です。
※相場は時期・状態・付属品によって動きますので、
この記事を書いている時点(2026年7月)での
「私が現場で見ている実勢」として読んでください。
今、中古カメラは
一部の機種で相場の急騰が本当に著しい時期で、
今年に入ってから特にはっきり見られます。
だからこそ、
こういった急騰による価格差を突いて、
利益を一気に抜ける場面が結構あるんですよね。
私がS95で3万円ほどの利益を取れたのも、
まさにこの相場差のおかげです。

なぜS95が急騰しているのか?→正直、分かりません
じゃあ、
なぜS95がここまで急騰しているのか。
先に正直に言っておくと、
明確な理由は分かりません。
最初に私が考えたのは、
「CCDセンサー搭載機だから」という仮説でした。
以前レビューしたPowerShot G12も
CCD搭載の機種で、
PowerShot GシリーズのCCD最後の世代(G10〜G12)は
相場が非常に高くなっているんですよね。
その話は、こちらの記事で詳しく書いています。
なので「S95もその流れかな」と
思ったんですが……
よく考えたら、
ひとつ前のS90も、同じく1/1.7型CCDを積んだ機種なんです。
でもS90のほうは、
S95のような相場の急騰は起こっていません。
前の章の注記で触れた、
同じくCCD搭載のS200も同様で、
S95ほどの急騰は見られません。
つまり「CCDだから」だけでは
説明がつかないんですよね。
相場の変化というのは、
いろんな要素が絡み合って起きるもので、
「この理由があるから一気に上がった」と
一概に言えない部分がある。
これが、
中古カメラの相場を見ていて感じる正直なところです。
夏に需要が高まる防水コンデジでも、
季節だけで相場が上がったとは
決めつけられません。
COOLPIX AW100を例にした考え方は、
こちらの記事でも解説しています。
前提として:相場は「生もの」である
ただ、理由は分からなくても、
前提として言えることがひとつあります。
それは、
相場は生ものであるということです。
急に一気に変化することが普通にありますし、
特に中古カメラにおいては、
「中古品だから」という部分が大きいと思っています。
新品の転売だと、
こういった短期間での相場の急変は
あまり起こらないはずです。
裏を返せば、
こういう急変があるからこそ、
中古カメラは価格差を突いて
利益を大きく取りやすいという側面がある。
相場が動くことは、
怖いことでもあると同時に、
私たちにとってのチャンスでもあるわけです。
過去に売った経験を、過信しすぎない
そのうえで、
今回いちばんお伝えしたいのがここです。
自分の「売った経験」だけを、過信しすぎるのは良くない
ということですね。
相場が変化していく以上、
最新の相場を捉えにいく姿勢が大事になります。
S95を例に考えてみます。
私の中の過去のデータだと、
S95は「3万円ぐらいで売れる機種」でした。
でも今の相場は8万円ぐらい。
もし過去の「3万円で売れる」という
自分の販売データを過信したままだと、
この相場の変化についていけません。
今だったら、
仕入れ値が4万円台でも
かなりの利益を抜くことができるのに、
「3万円でしか売れない機種」という古い感覚のままだと、
そういった商品をみすみす見逃してしまう結果に
なりかねないんですよね。
※この「4万円台でも利益が出る」も、
あくまで執筆時点の相場感として読んでください。
正直に言えば、私自身も
過去の「3万円」の感覚が抜けきっていなかったら、
この商品を素通りしていたかもしれません。
今回たまたま最新の相場を追えていたから
拾えただけ、という感覚に近いです。
過去の販売実績は大きな武器ですが、
それを「絶対のものさし」にせず、
最新の相場でアップデートし続けること。
この「相場が動いたときの考え方」は、
別の記事でも掘り下げているので、
あわせて読んでもらうと整理しやすいと思います。
また、同じキヤノンのGシリーズCCD世代で
「相場が急に動いた」事例としては、
PowerShot G10の記事も参考になります。
(GシリーズはG12までがCCDで、このG10〜G12がその最後の世代です)
相場の変化に気づくには「ヤフオク仕入れ」が効く
では、
最新の相場を追っていくには
どうすればいいのか。
私のおすすめは、
ヤフオク仕入れを定期的にやることです。
ヤフオク仕入れをやっていると、
オークションの競り上がりを日常的に見ることになります。
そうすると、
「あれ?この機種、なんかやたらと相場上がってるな」
という感じで、
相場の変化に気づきやすくなるんですよね。
自然と相場へのアンテナを張ることができる。
なので、
ヤフオク仕入れは習慣的にやったほうが、
こういった相場の変化も追いやすいと思います。
ヤフオク仕入れをこれから始める方は、
準備から相場感づくりまでまとめた
こちらの記事から読んでみてください。

仕入れ先のお店も、相場に追いついていない
そしてもうひとつ、
今の状況ならではの面白いポイントがあります。
実は、
この相場の急激な変化に
ついていけていない仕入れ先が結構あるんです。
相場が倍以上に上がっているのに、
値付けが更新されないまま、
昔の相場感の値段でポンと置かれていることが
普通にあるんですよね。
これはおそらく、
お店側・仕入れ先側も、
自分たちが過去に売った経験を頼りに値付けしている
部分があるからだと思います。
つまり、構図は私たちセラー側と同じなんですよね。
だからこそ、
こちらがしっかり最新の相場を追えていれば、
この状況はそのままチャンスに変えることができます。
まとめ:S95から学ぶ「最新の相場を追う姿勢」
ここまでの話を、
仕入れの場面に落とし込んで整理しておきます。
- PowerShot S95は2010年発売、CCDを積んだSシリーズの高級コンデジ
- 中古相場は数ヶ月で3万円→8万円ぐらいと、倍以上に急騰している
- 急騰の明確な理由は分からない。相場はいろんな要素で動く「生もの」
- 過去の販売経験を過信すると、目の前の利益商品をみすみす見逃す
- ヤフオク仕入れを習慣にすると、競り上がりから相場の変化に気づける
今日からできるアクションプラン
- メルカリ・ヤフオクで「PowerShot S95」を検索して、直近の販売価格・落札相場を実際に見てみる。
- 自分が「過去の感覚」で相場を記憶している機種を1つ選んで、今の相場を調べ直してみる。
- ヤフオクのオークションを定期的にのぞいて、競り上がりから相場の空気感を感じる習慣をつける。
S95のように、
ほんの1〜2ヶ月で相場が倍以上に上がることは、
中古カメラの世界では全然あります。
もちろんブームで上がった相場は、
落ちるときも早い可能性があるので、
高値掴みにならないよう
仕入れ値の上限は決めておいてくださいね。
相場が急騰した今、
「S95を今更買うべきか」と迷う人もいると思いますが、
まずは今の相場を自分の目で確かめるところからです。
ぜひこのS95を参考に、
「最新の相場を追う姿勢」を
身につけてもらえたらと思います。





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