ブックオフでPowerShot G11とTAMRON A20を仕入れ|カメラ転売の現場で棚の見方が変わる話

仕入れノウハウ

こんにちは、けんやです。

先週ですね、
カメラ転売の実店舗仕入れに行ってきたので、
その仕入れ実例
をお届けしていきたいと思います。

「ブックオフって、本のイメージが強いけどカメラもあるの?」
「リサイクルショップで仕入れって、まだ美味しいの?」

このあたり、
気になっている方も多いと思います。

今回は、
カメラのキタムラでネット予約取り寄せをした商品の受け取りついでに、
近くにあるブックオフに寄ってきました。

ブックオフというと、
店舗によっては本しか置いていないところも多いんですが、
私の住んでいる広島の店舗は、
カメラもしっかり並んでいるんですよね。

なので私の中では、
ブックオフも比較的「美味しい仕入れ先」として位置づけています。

そんなブックオフのカメラ棚で、
今回は2点仕入れることができたので、
それぞれ「なぜ仕入れたのか」を分けてお話しします。

ブックオフのカメラ棚に中古コンデジとレンズが並んでいる様子

この記事を読むと、次のことが整理できます

  • ブックオフでの実店舗仕入れがどんな空気感かのリアル
  • PowerShot G11を仕入れた判断の流れ(直近の相場急騰の捉え方)
  • TAMRON 28-300mm A20を仕入れた判断の流れ(型番1つで相場が変わる話)
  • 同じ棚を見ても拾える商品が変わってくる「棚の見方」の話

仕入れ実例①:Canon PowerShot G11

まず1点目は、
キヤノンのPowerShot G11ですね。

価格は、
仕入れ価格55,000円(税込)で並んでいました。

正直にお伝えすると、
ほんの少し前までは、この値段で仕入れたら
ほぼ赤字確定
の機種でした。

ただ、
ここ最近で相場が一気に動いているので、
今ならむしろ十分に利益が出る水準まで上がっています。

G10の値上がりと同じ流れがG11にも来ている

このG11の値上がりは、
同シリーズのG10と同じ流れの中で起きている現象です。

G10については、
先日の機種別レビューでもまとめてあります。

Gシリーズ前期モデルが直近で大きく動いている話を詳しく書いたので、
今回のG11の話とあわせて読んでもらえると、
今のGシリーズの空気感が掴みやすいと思います。

【機種別レビュー】Canon PowerShot G10|相場が大きく動いた「最後期のCCD名機」と、過去の経験頼りが仕入れを止める理由
Canon PowerShot G10のスペック・相場・仕入れ判断を機種別レビュー。オールドコンデジブームの波が直撃し、ここ数ヶ月で1.5〜2倍に相場が高騰。過去の販売経験頼りで仕入れ基準が硬直する罠と、相場アンテナの磨き方を実例つきで解説します。

以前と今で、G11の販売相場はどのくらい変わったか

具体的にどのくらい動いたかというと、
以前は4万円台後半が中心だったところから、
今は動作確認済みの良品で7万円弱まで上がってきています。

なので、
55,000円で仕入れて7万円で売れれば、
1点で6,000〜7,000円ぐらいの利益は十分に見える計算です。

(※相場は時期や状態、付属品によって動きますので、
あくまで「私がここ最近、自分の販売実績で見ている肌感」として
読んでもらえると安心です)

今回の個体は、
外観の状態も良好で、
付属品もひととおり揃っていたので、
迷わず仕入れさせてもらいました。

「相場の急騰をついて、うまく仕入れる」という考え方

このG11は、
「相場の動きをうまく拾って、仕入れに踏み切れた」1台なんですよね。

リサイクルショップの値付けって、
最新のフリマ・オークションの相場に
リアルタイムで合わせ続けるのは難しい
ところがあります。

なので、
急に相場が上がった機種は、
値付けの更新が追いつかないまま棚に並んでいる

ということが、けっこう普通に起こります。

ここに気づけるかどうかで、
同じ棚を見ても、拾える商品か、
見送る商品かが分かれてきます。

G10で起きた値上がりが、
そのままG11にも来ていた、という流れですね。

ブックオフで仕入れたPowerShot G11と店頭値札

仕入れ実例②:TAMRON 28-300mm(A20)

続いて2点目は、
タムロンの28-300mmのレンズ(型番A20)です。

価格は、
仕入れ価格3,080円(税込)でした。

レンズの方は、
「ワケあり品・動作未確認」という札がついていたので、
店頭でできる範囲で確認させてもらいました。

その場で
オートフォーカスは問題なく効くことを確認できたので、
仕入れさせてもらった、という流れですね。

そもそもタムロンって何のレンズ?

タムロンというメーカー、
カメラを始めたばかりの方には、
あまり聞き慣れないかもしれません。

ざっくり言うと、
キヤノン純正・ニコン純正のような「メーカー純正レンズ」ではない
いわゆる「サードパーティ製レンズ」のメーカーですね。

ただ、
マウントごとに製品が分かれていて
キヤノン用・ニコン用といった具合で、
各社のカメラに付けられるようになっています。

このマウントの違いによって、
同じ型番のレンズでも中古相場はけっこう変わってきます。

タムロンレンズそのものの話は、
また別の機会にしっかり掘り下げたいと思っているので、
今回はあくまで「仕入れ実例」として、
このレンズを仕入れた決め手だけお話ししますね。

※追記:その「タムロンレンズそのものの話」、
TAMRON A20を題材に1本の記事にまとめました。
マウント別の相場差や需要の考え方は、こちらでどうぞ。

TAMRON AF 28-300mm(A20)|高倍率ズームの中古相場とマウント別の取り違え注意
TAMRON A20(28-300mm)の中古相場と仕入れ判断を解説。A06・A061との違いは手ブレ補正(VC)の有無。キヤノン用A20E・ニコン用A20Nのマウント別の相場差と取り違え注意、サードパーティ製レンズの需要の考え方まで実体験でまとめました。

レンズは初心者のうちは無理に扱わなくていい

ちなみに、
レンズというジャンル自体、初心者のうちは無理に扱わなくていい
というのが私のスタンスです。

理由はシンプルで、
レンズはカメラ本体に比べて、回転率がそこまで高くないんですよね。

なので、
まずは回転率の高いカメラ本体から経験を積むのがおすすめです。

そのうえで、
慣れてきた中級者以上の方が、利益の選択肢を増やすために
レンズも扱い始める

というイメージですね。

本体とレンズのどちらから始めるかは、
こちらの記事でも詳しくまとめています。

カメラ転売、初心者は「カメラ本体」と「レンズ」どっちを扱うべき?【結論:カメラ一択です】
カメラ転売初心者が「レンズ」に手を出すと失敗する理由とは?「資金が戻ってこない」リスクを避け、確実に利益を出すならカメラ本体一択です。月販120個の現役プロが、実体験とデータをもとに「稼げる仕入れの鉄則」を解説します。

今回の決め手は「A20」という型番

ここが、
今回のレンズで仕入れに踏み切った決め手の部分です。

私が今回のレンズで見ていたのは、
「A20」という型番でした。

タムロンのレンズは、
製品ごとに『A○○』『B○○』というモデル番号が振られていまして、
同じ「28-300mm」でも、複数のモデルが存在します。

代表的なのは、こんな感じです。

  • A06(古い世代):手ブレ補正なし
  • A061(中間世代):手ブレ補正なし
  • A20(VC搭載モデル):手ブレ補正あり

このA20が、
手ブレ補正(VC)を搭載しているモデルで、
3つの中では最も新しい世代にあたります。

中古相場で見ても、
動作品ならA20は、特にキヤノン用で2万円弱で売れることも珍しくない水準で、
A06やA061と比べてはっきり高い金額で取引されています。

なぜブックオフでこの値段で並んでいたのか

ここで気になるのが、
「なぜA20が3,080円という安値で並んでいたのか?」という部分ですよね。

ブックオフのようなリサイクルショップは、
本・家電・カメラと幅広い商材を扱っているので、
レンズの型番までは「ジャンク棚の数千円レンジ」でざっくり値付けされやすい
という事情があります。

特にタムロンの28-300mmシリーズは、
A06・A061・A20と型番が混在していて見分けがつきにくいので、
ジャンク棚に並ぶときは
「28-300mmのジャンクなら、まあ数千円かな」という
ざっくりレンジに乗りやすいんですよね。

A06・A061も仕入れ値次第では
しっかり利益が取れるレンズですが、
A20と比べると相場の上限はやはり低めなので、
今回はA20が、その「ざっくりレンジ」の中にたまたま並んでいた、
というのが私の見立てです。

型番1つの違いを見落とさず拾えるかどうかで、
仕入れの幅が地味に変わってきます。

ジャンクの数千円レンズだから、と棚の前で素通りせずに、
刻印で型番までしっかり見る

このひと手間で、
同じ棚から拾える商品が、地味に増えていきます。

ブックオフで仕入れたタムロン28-300mm A20と店頭値札

今回のカメラ転売の仕入れ実例から持ち帰ってほしい1つの視点

今回の2点は、
仕入れたモノはまったく違うんですが、
「棚の見方」という意味では、
すごく似た構造で取れた商品です。

整理してみるとこんな感じですね。

  • PowerShot G11:シリーズ全体の相場急騰を捉えていたから拾えた
  • TAMRON A20:細かい型番違いを見落とさなかったから拾えた

どちらも共通しているのは、
「ぱっと見の値札と、今の実勢相場とのズレ」
拾えたかどうか、というところなんですよね。

さっきの話と重なりますが、
ショップ側の値付けがリアルタイム相場と少しズレる場面は、
カメラの中古市場では普通にあります。

なので、
こちら側が棚の見方を磨いていれば、
同じ棚でも仕入れられる商品の数が変わってきます。

こうした棚の見方の土台として、
そもそも実店舗仕入れにどのくらいの頻度で通えばいいか、
というペースの話も外せません。

こちらの記事もあわせて読んでもらえると、
自分の通い方の目安がつかみやすいと思います。

カメラ転売の実店舗仕入れに行く頻度は?都心と地方で変わる最適な通い方
カメラ転売で実店舗仕入れに行く頻度は都心と地方で全然違います。地方初心者なら週2〜3回は行き過ぎ。1〜2週間に1回から始めて、店舗の入れ替わりサイクルを掴んでいくコツをけんやが解説します。

まとめ:棚の見方は、1回ずつの積み重ねで育っていく

今回は、
広島のブックオフでの仕入れ実例として、
PowerShot G11
TAMRON 28-300mm A20の2点を紹介しました。

  • ブックオフも、店舗によってはカメラがしっかり置いてある仕入れ先になる
  • G11は、相場急騰のタイミングを掴んで拾えた1台
  • A20は、型番1つの違い(手ブレ補正の有無)を見落とさなかったから拾えた1台
  • どちらも共通するのは、「値札と実勢相場のズレ」を見抜けたかどうか
  • リサイクルショップの値付けは最新の相場と少しズレる場面が普通にある

実店舗仕入れって、
派手なテクニックで一発を狙うジャンルではなくて、
こうした小さな気づきの積み重ね

利益が固まっていくスタイルだと思っています。

毎回1〜2点でも、
「今回はここに気づいたから取れた」という感触を持ち帰れると、
次の仕入れのときに、
棚の見方がじわじわ変わっていきます。

今日からできるアクションプラン

  1. 直近で値上がりが噂されている機種を1つ調べて、半年前との販売価格差をチェックしてみる
  2. リサイクルショップに入る前に、狙う機種を3〜5つだけスマホで直近相場を確認してから棚に向かう(店内でのスマホ確認は最小限に)
  3. レンズを見るときは、鏡筒の型番刻印(メーカー名の隣の英数字)まで必ず目を通す癖をつける

身近なブックオフでも、
棚の見方を1つずつ磨いておけば、
意外と仕入れチャンスは転がっています。

ぜひ次回の実店舗仕入れで、
「今日はどこに気づけて拾えたか」
ひとつ持ち帰ってみてください。

一緒に、棚の見方を少しずつ育てていきましょう。

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