せどりの棚卸し方法|確定申告に必要な年末在庫の数え方と仕入れ値

こんにちは、けんやです。
今回は、
「せどりの棚卸しは、確定申告で必要なのか」
というお話をしていきます。
税務系の話になるんですが、
そもそも「棚卸し」と聞いても、
どんな作業か、ピンとこない方も多いと思います。
先に結論からお伝えすると、
個人事業主でせどりをやっているなら、
12月31日時点の棚卸しは絶対に必要です。
これは初心者の方も同じです。
とはいえ、
「棚卸しって何をすればいいの?」
「毎月やらないといけないの?」
という疑問もあると思うので、
この記事では、棚卸しの意味から、
初心者はどこまでやれば十分か、
という現実的なラインまで整理していきますね。
ちなみに、
そもそも「カメラ転売で確定申告って必要なの?」
という前提の部分は、
以前の記事でまとめています。


この記事を読むと、次のことが整理できます。
- そもそも棚卸しとは何をする作業なのか
- せどりの棚卸しが確定申告で必要になる理由
- 売れ残った在庫は、その年の経費にできないという原則
- 棚卸しで何を数えるかと、初心者はどこまでやれば十分かという現実的なライン
そもそも棚卸しとは?残っている在庫を数えて集計する作業
飲食店や小売店で
アルバイトをされたことがある方は、
実際に棚卸しをやったことがあるかもしれません。
月末など特定のタイミングで、
今残っている在庫を数えて、
- 具体的に何が残っているのか
- 合計金額はいくらなのか
これを集計する作業が、棚卸しです。
棚卸しをするタイミングは、
企業や店舗によって全然違います。
毎月棚卸しをしている店舗もあれば、
半年に1回、
あるいは年に1回しかしないところもありますね。
ただ、原則として、
棚卸しは年に最低でも1回は行う必要があります。
細かいルールは個人事業主と法人とで変わってくるのですが、
このブログ記事を読んでいる方には
法人の方はあまりいないと思うので、
ここからは個人事業主の方を前提にお話ししていきます。
個人事業主の場合、
基本的に12月31日時点で残っている在庫や
消耗品などの、事業に関わる物品の正確な数量・金額は、
把握しておく必要があります。
せどりの棚卸しが確定申告で必要になる理由
なぜ「12月31日時点」なのか、という部分ですね。
ここは少し専門的な話になるんですが、
確定申告は、
その年の1月1日から12月31日までの売上と経費を集計して、
翌年の2月16日から3月15日ごろに申告するというイメージになります。
(白色申告か青色申告か、という話もあるのですが、
今回はあくまで棚卸しの話なので、詳しくは触れません。)
つまり、
正確な所得を出すためには、
その年の終わり=12月31日時点で、
手元に何がいくら残っているのかを
確認しておく必要がある、ということです。
カメラ転売で確定申告をするなら、
この年末在庫の確認は避けて通れない作業なんですね。
売れ残った在庫は、その年の経費にできない
そしてもうひとつ、
確定申告で棚卸しが必要になる理由があります。
原則として、
仕入れて手元に残っているものは、
その年の経費にできないからです。
仮に、
12月末にめちゃくちゃ仕入れをしたとしても、
それを全額その年の経費に落とせるわけではありません。
仕入れ代金には、
売れてはじめて経費計上できる部分がありますので、
そういった意味でも、
棚卸しは欠かせない作業になってきます。
ちなみに、
「仕入れたお金が在庫に変わったまま残っている」
という状態が資金繰りに与える影響については、
次の記事でも書いています。


せどりの棚卸しのやり方|数えるのはカメラと消耗品
では、
実際に棚卸しをするときは、
何を数えればいいのか。
基本的には、
その時点で手元に残っているものです。
カメラ転売であれば、
- 在庫として残っているカメラ
- プチプチ、メンテナンス用品、梱包資材などの消耗品関係
このあたりを数に入れて、
その時点での合計金額を出していきます。
ここで出す金額は、
売れる予定の値段ではなく、
自分が仕入れた値段がベースになります。
流れとしてはシンプルで、
残っているカメラを一覧にして、
それぞれの仕入れ値を書き出して、
最後に全部を合計するだけですね。
あと、
プチプチや梱包資材のような消耗品は、
毎年だいたい同じ量を買って、同じペースで使っている状態なら、
買った時点で経費として処理できる場合もあります。
在庫のカメラとは少し扱いが変わる部分なので、
大量に買い溜めた分があるときは注意してください。
ただ、
具体的な集計方法は、
事業の状況によっても変わってくると思うので、
最終的には税理士さんのアドバイスを仰いでほしいと思います。
毎月の棚卸しは必要?初心者はざっくり把握でいいと思う
企業の中には、
毎月棚卸しをしているところもあります。
月ごとの正確な利益を把握したいのであれば、
毎月の棚卸しも必要になってきます。
ただ、
始めたばかりの時期は、
そこまでしなくていいというのが私の考えです。
手元のスプレッドシートなどで、
おおよその利益額が把握できていれば大丈夫かな
と思いますね。
ざっくりの管理でも数字の感覚はつかめますし、
毎月きっちり棚卸しをやると、
それなりにリソースを持っていかれます。
(もちろん、
毎月やるのが一番確実ではあるんですけどね。)
日々の利益をスプレッドシートで「見える化」する方法は、
こちらの記事でまとめています。

ただし、
繰り返しになりますが、
12月31日の棚卸しだけは、初心者の方でも絶対に必要です。
ちなみに、
この棚卸しの作業も、
AIなどでうまく効率化することはできます。
在庫の数が増えてきて、
月ごとの数字も見ておきたくなる時期が、
いずれ来ると思います。
なので、ゆくゆくは、
毎月棚卸しをするけれど、
自分では手をかけずにAIに任せていく。
そんな体制にしていくのがいいのかな、
と私は思っています。
まとめ:年末の在庫の棚卸しだけは必ずやろう
最後に、今回のポイントを整理しておきます。
- 棚卸しは、残っている在庫を数えて合計金額を出す作業
- 個人事業主は、12月31日時点の在庫・消耗品の数量と金額の把握が必要
- カメラの仕入れ代金が経費になるのは売れた分だけ。売れ残りは翌年以降に持ち越しになる
- 数えるのは、在庫のカメラと、梱包資材などの消耗品。金額は仕入れ値ベース
- 毎月の棚卸しは必須ではなく、初心者はざっくりの利益把握から始めればOKというのが私の感覚
まずは、
手元のスプレッドシートや台帳で、
おおよその利益を把握する習慣を作るところから
始めてみてください。
そのうえで、
12月31日が来たら、
手元に残っているカメラと消耗品を数えて、
合計金額を出す。
これだけは、
初心者のうちから必ずやっておきましょう。
なお、
具体的な集計方法や税務上の細かい扱いは、
状況によって変わってくる部分です。
最終的には、
国税庁の最新情報を確認するか、
税理士さんに相談しながら進めると安心です。
棚卸しというと難しく聞こえますが、
やること自体は
「残っているものを数えて、金額を出す」だけです。
年に1回の作業なので、
気負わずに準備しておきましょう。
参考になれば嬉しいです。

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